イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

4月22日(水):聖なるいばらの奇跡

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『聖なるいばらの奇跡』とは、パスカルの実姉の娘、マルグリットが悪質な眼病(ペリエ夫人によれば、それは、3年半にもわたり悪化の一途をたどり、膿が目からだけでなく鼻や口からもでる悪性のものであったという)が、イエスの十字架上で冠された、いばらの冠の遺物と称されるものに触れることによって、不思議にも癒されたのである。その「いばらの冠」が果たして本物であったかは別問題として、病児が癒された事は事実であり、いわゆる、「聖なるいばらの奇跡」として、当時の権威ある医師たちによって確認され、世上に伝えられたのである。・・・・自分の名付け子であった、姪の身に起こった出来事は、パスカルの信仰に及ぼした影響は大きかった。それをパスカル自身が恩寵と感じたのである。ペリエ夫人が書いてあるように「弟(パスカル)の喜びは全く大きなもので・・・・

あった」。パスカル社交界から身を引き、ポール・ロワイヤルの修道院に客員として入り、そこで、瞑想録(パンセ)を書いた。

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