イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

10月1日(木):タイプライター

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少し英語を勉強しようかなと思い、若い頃に本荘市の文具店にあったタイプライターを買った。少し使い方の参考書を読んで、独学で練習を始めた。殊勝なことに、十本の指使いを徹底的に練習した。どうせ暇なのと、会社のと営業所と社宅が一緒なので、仕事を終えると一日何時間も練習が出来た。何か月続けたのか覚えていないが、しまいには眼が疲れ、頭痛と肩こりがひどくなった。それまで、肩こりなど経験したことはなかったのだが正常な勤務が出来なくなり、数日休暇を取って実家へ帰った。・・・・

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母が私の肩に触ってみて「まるで肩に石が入っているようだ」と驚いた。

毎日風呂に入り、家の者に肩を揉んでもらっているうちに、随分楽になった。そんなことがあって、会社へ戻ったが時間を短縮して、練習は続けた。ブラインドタッチを目指していたが、そこまでは到達できなかった。

今でもそうである。ただ、ミスタッチは察知出来た。十本の指が間違ったキイをタッチすると「あ、間違えた」とは判るようになっていた。指先がキイを覚えているのである。遠い昔のことで、今の若い人たちは学校時代からパソコンを習うので、私たちの時代には四苦八苦したことをいとも簡単にできるようになっている。それに昔のタイプライターは、キイが重く、押し込むような機械式の構造なので、余計疲れた。・・・・・

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そのうちワープロなどというものが売り出され、いち早く買ったが、画面などなく文字が二十個くらい出る小窓のついているよなものだった。それでも結構重宝した。教会の週報や、役員会の議事録など、これで作成できた。それまでは、ガリ版印刷というもので、毎週信徒たちが交代で奉仕するのだが、手書きであるため、清書は字の上手い人でなければならず、

週報作りは大変な時代であった。しかし、みんなよくご奉仕していたのが今は懐かしい。私どもの教会は小さいながらもいち早く、ワープロを使うようになったら、間もなく教団の他の教会も皆、使うようになっていった。あの本荘時代の「修練」も、辛い肩コリも、最初から意図したことではなかったが、今は、役に立っている。今は伝道の難しい時代である。私のブログも、「イミタチオ・クリステイ」となっているので、明らかに、伝道を目的にしている。ただし、難しい事ばかり書いていては読む人も少ないので、それなりの工夫をしながら、題材を選んでいる。元々、口が重い方なので、主イエスは、『お前はこの方法でやれ」と仰せなのかなと、

時々思うことがある。多分そうだろう・・・・・・・で、結局は英語の方は、水泡に帰した。いまだに英語はダメである。これは得て不得手があるらしい。言い訳をしてみると。中国の毛沢東周恩来首相も、これからは英語を学ばなければと意を決して、英語の家庭教師を招聘して、英語を学び始めたが、そこまではよかったが、ほどなくして家庭教師は辞めていった。あの偉大な政治家と言えども、やはり得て不得手ということがあったのだろう。「このボンクラどもに教えても無駄だ」という言葉を残して英語の家庭教師は去って行った。

そんなことを考えると、私もさほど落ち込むこともなさそうだ・・・・

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今日はちえこに講壇の遮蔽版づくりを命じられた。透明のビニールシートをかけているのだが、声が通らないのでガラスで作れとのことであった。

元々ガラス屋なので、枠を作ってガラスを張って出来上がり。それにしても何時までつづくのかねぇ~このコロナ騒動。早く終わりにしたい。

10月から、朝の祈りを5時から変えた、これから冬場に向かうので、無理は出来ない、この刻を基軸に生きている。無理をしないことが肝腎。

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あぁ~ あたしってだめねぇ~