イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

11月9日(月):喝采

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いつものように幕が開き

恋の歌うたうわたしに

届いた報せは 黒いふちどりがありました

あれは三年前 止めるアナタ駅に残し

動き始めた汽車に ひとり飛び乗った

ひなびた町の昼下がり

教会のまえにたたずみ

喪服のわたしは 祈る言葉さえ失くしてた

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つたがからまる白い壁

細いかげ長く落として

暗い待合室 話す人もないわたしの

耳にわたしのうたが 通りすぎてゆく

いつものように幕が開く

降りそそぐライトのその中で

それでもわたしは 今日も恋の歌うたってる

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リンクコード://www.uta-net.com/song/1310/

作詞:吉田旺  作曲:中村泰士  唄:ちあきなおみ

      ☆       ☆       ☆

昭和の年代に、ちあきなおみが歌ってまさに喝采をあびた名曲。

名優が酒におぼれ、返り咲く演劇を描いたハリウッド映画「喝采」をモデルにしているいう。ちあきなおみと言えば「喝采」が思い浮かぶようにこの歌は彼女の代表作となる曲であるかもしれない。実に歌のうまい歌手だった。先にこのブログで、美空ひばりについても書いたが、おそらく日本の歌謡界を二分するくらいの歌い手であろうと感じている。・・・・

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郷英治と結婚し、一卵性夫婦とまで揶揄される仲睦まじい夫婦であったが

1994年、郷が亡くなると彼女も芸能活動に終止符を打った。郷が「もう無理して歌わなくてもいいよ」言っていたようで、彼女もそれに従った。

芸能界は特に「生き馬の目を抜く」ような世界で、普通の庶民が生きていける世界ではないようだ。賢い人は、それに気づき始める。芸能界にはそうした幾人かの人たちがいる。古いところでは、柳生博山口百恵安室奈美恵、相良直美・・・・

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それぞれ引退の事情が異なっているのであろうが、「落ちぶれて」引退したわけではない。彼らはその後も、普通の生活をしている。自然を好み、動物と暮らし、静かな暮らしが一番と思っているのだろう。一方それに比べ、スポットライトを浴びることから離れられない人もまたいる。悪いことに(?)。秋田出身の藤あやこという演歌歌手がその対極にあるのかなと思える。彼女が今日の人気歌手になるまでに

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三人の男たちが亡くなっている。週刊誌の「ガセネタ」をうのみにするわけにはいかないが、それなりに「生き馬の目を抜く」生き方をして来たのだろう。そういえば県南の方で仕事をしていた時、彼女の生家を見たことがある。小さな集落に「埴生の宿」のような、古い家があった。・・・

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今朝はあられが降った。ほんの少しでおさまったので、いつものようにマルと山へ出かけた。あられは、雪より怖い、数分で道が真っ白になる。岐阜の琵琶湖のほとりで怖い経験をした。雪ならば積るまで一時間以上かかるが、あられはあっという間に道路は「銀世界」になる。タンクローリーは尻を振り振り走る・・・。とうとう猫のアルが私の椅子を占領した。そこは一家の「あるじ」の座る椅子だと言っても、動こうとしない。何しろ椅子の後ろにストーブがあって、心地よい事この上ない。私はベッドの隅に腰を掛けて食事をすることななる。犬のマルも強気だ。小屋のわたしの椅子を一日中占領している。私は板の間に腰を下ろし、奴を見上げねばならない。どこかおかしい。

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動物は自衛本能か、高い所を好むが、ここまでやるのは行き過ぎ・・・