イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

12月3日(木):キリスト者の品性 Ⅰ(老人)

f:id:dotadotayocchan:20200527110704j:plain

これから、行動におけるキリスト者の品性と言われることについて考えていきたいと思う。様々な年齢と身分によって、彼らのこの世でのあるべき姿をあらわしている。それは男子の老人からみていこう。・・・・・・

老人は節制しなければならない。この原語の意味は酒に溺れるの正反対の(飲酒)を慎むことであるという。要するに、人が老齢に達する時には、

彼は事物の真偽をわきまえ、また真の快楽がなんであるかを知っておかねばならない。老人は自分の真価を認めて、真に価値ある快楽を味わうべきである。老人は、放縦の快楽がそれらの価値以上の犠牲を払わねばならないことを悟る年齢に達している。・・・・・

老人は謹厳でなければならない。この言葉の原語の意味は、正しい状態で沈着と真面目な行動を述べることである。それは陰気で座をしらけさせる

振る舞いではなくて、永遠の光を浴びて生活し、間もなくこの世を去って神の国を知っている人の行動を表す。このような人は常に「神が私を見ておられる」ことを、たえず心に留めて生活する人である。・・・・・

f:id:dotadotayocchan:20200509193302j:plain

老人は慎み深くあるべきである。この原語の意味は、あらゆることを支配できる心を持った人のことである。老人は長い年月を経てすべての本能や情熱を制御し、それらに真にふさわしい座を与えることの出来る、きよめられ、救われた心を持つ者であらねばならない。これらの三つの言葉は、老人が学びかつ身につけておくべき厳粛な側面を表す。青年だとある程度移り気、無鉄砲、無分別は見逃してもらえるが、年をとると知恵がつくものである。人生最大の悲劇は、老人になりながら思慮分別に欠ける人である。さらに、老人が健全であるためにの三つの大切な特性がある・・・

f:id:dotadotayocchan:20200410164924j:plain

1・・彼は健全な信仰の持ち主でなければならない。だれでも、長年月、真にキリストに近く生活するならば、彼の信仰は一段と強められこそすれ、それを決してそれを取り去られることはない。老人は我々に神への信頼は段々弱くなることはなく、かえっていっそう強くなることを教えてくれるものである。・・・・

f:id:dotadotayocchan:20200330013245j:plain

2・・彼は愛において健全でなければならない。老人にとっての最大の危険は、彼は検察官になり、他を批判し、あらさがしをしがちになることである。老齢がしばしば温かい思いやりの心を失わせる。老齢に達するとひとは、えてして偏狭になり、自分の習慣や主義に固執するようになり、無意識のうちに、すべての新しい思想や見解や主義等を嫌悪しがちになる。

しかし、老人になっても、偏狭のとりこにならず、むしろ、他の人の意見に深い見解を示し、誤謬に対しては温かい同情を寄せるようでありたい。

3・・彼は忍耐において健全でなければならない。長い人生は人間を鋼に鍛え上げるので、彼はますます忍耐強くなり、それだけ強い支配力をもって人生に対処することになる。我々の肉体は衰えるのは当然であるが、霊性はますます強くなって信仰が深まり、この世の投げかける妨害や迫害に耐えて、断じてそれらに屈してはならない。・・W・バークレー・・

f:id:dotadotayocchan:20201127131214j:plain

『老人たちには、自制し、謹厳で、慎み深くし、信仰と愛と忍耐とにおいて健全であるように・・・・テトスへの手紙2章2節』

f:id:dotadotayocchan:20200905180604j:plain

今日は耳が痛かったでしょう・・うん、うん、・・で小話は?・・機嫌が悪いのでない・・

      ・・・・・やっぱりまだまだね・・・・・