イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

12月13日(日):86歳の殉教者

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イエス・キリストが十字架にかかられてから後、約40年後に、ポリュカルポスが生まれました。彼は使徒ヨハネの弟子であり、その教えを直接ヨハネから受けたと言われています。彼は幼いころから、キリストを信じる家庭に育ち、良きクリスチャンとなり、後にはスミルナ(現在のトルコ国)の教会監督になりました。紀元110年にはピリピの教会の求めに応じて手紙を書き、その中で「徳を重んじ善を行う生活をし、キリストにある信仰によって救われたのだから、万一、死ぬようなことがあっても信仰は捨ててはならない」と、勧めました。当時のクリスチャンへの迫害は相当なもので、ポリュカルポスにもその危機が迫っておりました。・・・

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彼がある一軒の百姓家に泊まっていた時、遂に兵士がやって来ました。信徒たちは、彼を隠そうと」したのですが、彼は少しも恐れず、静かに二階からおりてきて、兵士たちに挨拶すると、家の者に命じて食事を整え、親切にもてなしました。この悠揚とした老聖徒を前に兵士たちは、ただ頭を下げて敬意をあらわすばかりでした。・・・・・

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天からの声・・ポリュカルポスは、一時間ばかり祈る時を与えてくれるように頼み、跪いて祈りました。祈っているうちに彼の心は歓喜に溢れ、それから、兵士たちに救いの話をしだしました。兵士たちは、この話に感じ入り、逮捕するのをためらいましたが、市長の命令には逆らえません。彼をロバに乗せて都に曳いていきました。すると役人たちが来て、彼に改宗を迫りました。役人たちも本当は手荒いことはしたくなかったのでしょう。しかし、この老聖徒の決心を翻すことはできませんでした。遂に役人たちも怒り出し、ポッリュカルポスの老体をロバから引きずり降ろし、刑場に運びました。その時、突然天から声がありました。・・・・・・

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ポリュカルスよ勇め

『ポリュカルポスよ、勇め』そこにいた人たちは、その不思議な声を聞きましたが、声の主の姿は見えませんでした。・・・・・・・・・

86歳の殉教者・・聖人と言われている彼が、闘技場で処刑されるというので、大群衆が押し寄せました。かたずをのんで見守っていました。執行官が彼に最後のチャンスを与えようとして言いました「キリストを呪え、

そうすれば助けよう」ポリュカルポスは応えました。「私は86年間、キリスト様に従い続けてきましたが、その間ただの一度も私に不幸をお与えにならず、恵みのみを与えてくださった。こんなにまで私を愛して下さる主をどうして呪うことができましょう」・・・・・

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そこで執行官は「もし命令に従わねば、猛獣の餌食にするがよいのか」

「たとえ、どのようにされても公平に扱って下さる神のみもとにいくだけです」「猛獣を恐れぬなら、火で焼き殺してしまうがどうじゃ」「それも、しばらく燃えて灰になるだけです。本当に恐ろしいのは、来るべき審判の火と永遠の刑罰です」そのように答えるポリュカルポスの顔は喜びと確信に満ち溢れて、実に平和な顔で微笑んでいます。・・・・・

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これを見ていた群衆は激怒し、「火で焼け」「焼き殺せ」と叫び、たちまち山のような薪が運び込まれました。彼をその真ん中に張り付けにし、火をつけました。火焔はは天を焦がす勢いで燃え上がりましたが、どうした事か、焔はまるでアーチのように彼の体を取り囲み、少しも焼けないのです。群衆は彼の眩しく輝いている顔を見るだけでした。執行官はやむなく兵士に命じて、彼の脇腹を槍で突いて殺したのでした。群衆はこの有様を見て、神が彼と共にいたことを認めるほかなく、感動し胸を打って立ち去りました。・・・・・・

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来週はクリスマス礼拝、「時満ちて」おいでになった。主の御降誕を、静かに祈りつつ迎えたい。今朝の礼拝でいい賛美をした。

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馬小屋の中で ああ ああ

エスさまが おやすみだ

そばにいる 母親の気高いこと

ああ ああ 神の子よ

 

馬小屋の中で ああ ああ

エスさまが おやすみだ

どなたかと 牛やうまがながめてる

ああ ああ 神の子よ

 

馬小屋の中で ああ ああ

エスさまがおやすみだ

わらの床 飼葉おけのゆりかごに

ああ ああ 神の子よ

(新聖歌490番)

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まぁ~、素敵なお歌・・言葉はシンプルなほど神に届く・・そうね・・