サンタクロースは、キリスト教圏における伝説の人物。よく知られている姿は、赤い衣装を着た老人で、トナカイのそりに乗り、クリスマスイブの夜に子供にプレゼントを渡して回るとされているが、時代や地域により異なる。このサンタクロースのモデルはシンタクラースで、「ミラのニコラオス」ではないかと言われている。・・・・・・・・・
ニコラオスは小アジアのローマ帝国の属州パタラの町に生まれた。主教であった彼の叔父が両親を説得し、幼い頃から教会に奉仕させていた。・・
やがて、司祭になるが、その頃かつては豪商であったが財産を失い、貧しくなり、三人の娘を身売りさせねばならない事態になった時、ニコラオスは、夜中に密かに多額の金を投げ入れて、この家族の危機を救った。父親は大喜びで、誰が金を投げ入れてくれたのか知ろうとして、見張っていたら、三度目に金を投げ入れるニコラオスを見つけたので、父親は、足もとにひれ伏して涙を流して感謝したという・・・・
主の墳墓に巡礼するため海路エルサレムへ向かった際には、暴風を鎮め、船から落ちて死んだ水夫を蘇らせたとの伝説もある。しかし、ニコラオスはその後、巡礼修道士となったが、丁度その頃ミラの大主教ヨハネスが召され、人々は後継者としてニコラオスに要請したが、辞退し続けていたニコラオスであったが、主のみ旨に逆らうことはできず、大主教に就任した。・・・・・・
勤勉なニコラオスは大主教となった後。ますます勤労した人々のために務めた。優れた二名の司祭を選んで同労者とし、人々のために幸福を祈り、父の如くに人々を愛し、人々の嘆願や訴えを聞いて助け、冤罪を蒙る者や侮辱を受けている者のために弁護した。無実の罪のために断罪されようとしていた三人の者を、主教の祭服を着て、死刑執行人の剣を素手でつかみ刑を止めさせた。・・・・・・
また、ニコラオスは学問の守護聖人としても知られており、アリウス異端と戦った偉大な教父でもあった。（アリウス派の異端は、イエスの神性を否定し、三位一体の教理を否定する、極めて危険な異端であった。現代では、エホバの証人と言われる者たちがその流れをくむもので、キリスト教をユダヤ教の一派に組み入れようとする恐ろしい教理で、聖霊なる神を否定し、聖書の霊的解釈を打ち砕こうとするものであった）・・・・・
このように教会を牧していたニコラオスであったが、この頃まで安寧を保っていた教会が突如大迫害にさらされることになった。ディアクレテイアヌス帝およびガレリウス帝による迫害である。ニコラオスはこの迫害を恐れず、なおも伝道に務めたため捕らえられて幽閉された。獄中彼は共に捕らえられた囚人を励まし続けた。・・・・・
コンスタンチヌス帝の即位と共に迫害は止み、ニコラオスは、大主教に復帰した。また、第一回、ニカイア公会議では議論に激してアリウスを殴ったために破門されるが、(アリウスは殴られて当然、アタナシウスとは，死闘を繰り返した）キリストと神の母マリアが幻で現れ、ニコラオスの潔白を証したため、破門は解かれた。(然り）・・・・・
その後・・大主教ニコラオスは神からの特別な恩寵により多くの奇跡を行った。彼は言行に感化力が富んでいたにとどまらず、容貌も神の恩寵に満たされて信者の信仰を固めるものとなった。聖ニコラオスは老いた後、安らかに永眠し、その遺体はミラの堂に葬られた。
・・・サンタクロースの姿・特徴・・・
常に笑顔の、白のトリミングのある赤い服・赤いナイトキャップ姿で白髭を生やした太りぎみの老人の男。白い大きな袋にクリスマスプレゼントを入れて肩に担いでいる。１９世紀の頃は一頭立てのトナカイがそりを引く姿で描かれていたが、やがて八頭立てとなり、家々の子供たちが寝ている間にプレゼントを配る現在のイメージに至っている。・・・・・・
ドイツの古い伝承では、サンタは双子で、一人は紅白の衣装を着てよい子にプレゼントを配り、もう一人は、黒と茶色の衣装を着て悪い子にはお仕置きをする。・・・これは容姿・役割共に男鹿のなまはげに似ており、民俗学的にも歳の瀬に来訪する年神としての役割の類似が指摘されている。
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グリーンランドに住む長老サンタクロースを補佐する目的で、グリーンランドサンタクロース協会が１９５７年に設立された。同協会が認定するサンタクロースは現在１２０人。クリスマスに自宅で過ごすことの出来ない子供たちのため、福祉施設や小児病棟をなどを訪問する。
公認サンタクロース試験。
公認サンタクロースになるためには幾つかの条件をクリアする必要がある。
〇・・結婚して子供がいること。
〇・・これまでにサンタクロースとして活動経験があること。
〇・・サンタにふさわしい体型（衣装を含め、体重１２０キロ以上）
〇・・女性のサンタもいるが、体型面については免除されている。
上記の条件を満たした者のみが認定試験を受けられるが、まぁ、日本人には合格する可能性はゼロであるのでこれ以上書かない。それでは、せいぜい男鹿に行って、サンタクロースの真似でもした方がよさそうだ・・・・
今日は私の通院日、イブなので看護師さんたちにケーキを買って行った。みんな大喜びで、もみくちゃにされそうだった。ささやかなクリスマスのプレゼントでした・・・・
今日は一日、篠つく雨。犬のまるもしばらく外へ出ていない。猫のアルのようにひたすら寝ている。そして我らも、皆、後期高齢者だからなぁ～。
イブ礼拝：夜６時から、二人で感謝礼拝、賛美、祈り、聖書朗読。
追記：2022年12月23日（金）：今日は私の通院日、例年通り、看護婦さんたちにケーキのプレゼントしてきた。皆大喜び、先生の診察もいつもより、丁寧だった。
