イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

1月27日(火):イエスの復活

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キリスト教がわの資料の伝えるところによると、イエスが死んでから三日目の日曜日の朝早く、母マリアとマグダラのマリアなど十字架刑の最後まで見届けた少数の女たちが、イエスの墓まいりに行ったところが、岩に掘ってつくってあった墓の入り口の石がどけてあって、中の死体が紛失していた、というものであった。この墓は、大議会の議員の一人でイエスに教えを乞うたことのあるアリマタヤのヨセフが提供したもので、ヨセフ自らがピラトに請うて死体をもらい受け、金曜日の夕方に埋葬したものだった。埋葬にはニコデモも手伝い、あのマリアたちもそこに参列していた。

エスの墓が空虚であったことは、キリスト教に反対の大議会のユダや人の系統の史料でも暗黙のうちに認められている。それらは空虚な墓そのことを否定せず、それをイエスの弟子たちが死体を隠蔽したためだ、と説明しようとした。少し時代がくだると、墓のあった園の番人が大勢の墓参者によって自分の菜園がつぶされることのないように、イエスの死体をこっそり移してしまったのだ。という説明説明もなされた。・・・・・

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このほか、「ナザレ碑文」と呼ばれるて死体隠蔽と墓地毀損を極刑をもって禁ずる、皇帝の勅令の要旨を複写したものが、1930年に刊行されてあるが、ある学者によると、この勅令は、イエスの空虚な墓に関する報告を、ピラトをとおして受け取った皇帝政府の対策、ないしは返書であった、という。これには異説も多くて確かでないが、いずれにせよ「空虚な墓」は事実として敵味方とも認められていたと言えよう。・・・・

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さて、キリスト教徒は「空虚な墓」の事実を「イエスの復活」によって説明した。この説明はもう一つの別の証言群を根拠にした。それはキリスト教内部にだけつたえられた証言群であったって、五十年代にパウロが書いた手紙の中にその最古の形で保存されている(Ⅰコリント15章3~8節)

それは復活したイエスが次々に弟子たちの所にあらわれた、といいう証言である。この証言によると、復活のイエスの出現は、ペテロ、十二弟子、同時に五百人以上の信者たち、ヤコブ、すべての使徒、という順序である。パウロの手紙より遅く書かれた現在の「四福音書」には、復活のイエスの出現がもっと詳しく記されている。場所はおおむね、イエスや弟子たちの故郷であり、その活動の主たる舞台であったガリラヤであり、ある時はガリラヤ湖でペテロたちが漁をしているときであり、また山に登っているときであった。・・・・・・・

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ヤコブはイエスの弟であったが、イエスの生前は彼を信じていなかった。

ところがやがてそれが一変する。復活のイエスに会ったからだ、と説明されている。復活のイエスはあらあわれるたびに弟子たちに命令をあたえる。自分が生前言ったことを思い出してそれをまもること、神の子である自分の生涯の言行と、ことによみがえって神の右に座していることをすべての人々に宣べ伝えるべきこと、信じた者にはバプテスマをほどこすこと、それが彼の命令であった。そして、信ずるものには常に自分が共にいることを約束した。・・・・

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この約束を信じ、この命令に従おうとする人々の集団が、ガリラヤにもエルサレムにも生まれ、彼らの活動によって次第にそれは増大する。こうして、後にキリスト教徒と呼ばれるようになる人々の集団は、ナザレのイエスが十字架上で刑死したその時から、その歩みを始めたのである・・・・

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昨日に引き続き、弓削氏の書物の中から、主の復活に関する記述を紹介した。歴史学者からの視点である。が、我々が読んでみても、妥当な思考であるように思う。歴史の検証は骨が折れる。膨大な史料の、取捨選択が一番むつかしい。同じ事件を三人の人が同時に目撃したとしても、家に帰って家族に話すとき、三者三様の話が出来上がる。まして、二千年の時を隔てた物語となると、ほとんど信憑性が失われるのが常である。我々にとって不思議なことは、二千年前の復活の出来事が、ほとんど毀損されずに伝えられているということである。これは、奇跡という他表現のしようがない事である。神の言葉が堅く保たれてきた証拠ともいえる。

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もう少しで雪が消えそうだ、マルも暇をもて余している。太ってしまった。これじゃ鹿に逃げられる。まぁ、今まで一度も捕まえたことはないけど・・・・どうした加減か今日はアクセスが、夜の6時頃で90を超えている。さっぱり理由が分からない。特にいい原稿を投稿した覚えはないのだが、読者様、お客様の気まぐれに一喜一憂するのも情けないことだが、朝の訪問者には、深く感謝している。

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おねーちゃん、明日から精出して本読むよ・・そうね、それがあなたに一番似合ってる・・そうだね・・

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