イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

5月5日(水):小話

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1・・お先真っ暗。

婚約中の若い二人が夜のドライブに出かけた。運転していた彼氏は、トンネルを抜けると、すぐに『消灯』という看板があった。(昔はトンネルの出口にそんな看板があった)彼氏はすかさずヘッドライトを消した。夜の国道はお先真っ暗。彼女は考えた、「真っ正直なのはいいんだけど、お先真っ暗。このお話解消しようかしら」

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2・・姉と柿

ある教師のもとに昔の教え子から挨拶状が届いた。書きだしはこうだった。「先生、うちの姉もすっかり色づいてまいりました」。

『汝の若き日に字を覚えよ』・・・偽箴言の言葉。自分も寒くなって来た。

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3・・ライオン

子供が父親に聞きました「百獣の王のライオンの一番怖いものは?」

父親が言いました「雌ライオン」。動物の世界も同じか!!!

4・・ある教師のもとに昔の教え子から挨拶状が届きました。「性が変わりました」と。教師はビックリ仰天。しまいまでよく読むと、どうやら結婚して姓が変わった知らせらしい。自分の教え方がまずかったのかと、教師は悩んでしまった。

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5・・恋文

加奈子さんに白い角封筒の恋文が届いた。彼女もまんざらでもない人だったのだが、一行目を読んで興ざめしてしまった。そこにはこう書かれていた。「変しい、変しい、加奈子様」。恋の破れる理由はさまざま。

6・・この9日は母の日だと言う。一人の男が嘆いていた。「母の日あり、父の日あり、女性週間あり、老人の日あり、孫の日まであるのに、「何故俺を祝ってくれる日がないのか」そのつぶやきを聞いた女性が言った「大丈夫、動物愛護週間があるじゃない」

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7・・オレオレ詐欺

うちのあばぁちゃんにオレオレ詐欺師から電話があった。「オレ、オレ、」・・「ダレ、ダレ」・・「オレ、オレ」・・「ダレダレ」・・・

延々とこの会話が続き、詐欺師はついに電話を電話を切った。

8・・縄文語

ドサ・・・(現代訳)・・どこへ行くのさ?。

ユサ・・・(現代訳)・・湯に入りに行くとこさ。

わが村は、昔から縄文土器のかけらが、畑のあちこちから出て来たものだった。そのなごりか縄文人の言葉は短い。そのなごりか?。

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まぁ、あなた縄文人だったの?・・そうでげす・・どうりで・・何?・・独り言よ