イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

6月29日(火):主よわたしから離れてください

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『これを見て、シモン・ペテロは、イエスのひざもとにひれ伏して言った。主よわたしから離れてください。わたしは罪深い者です』ルカ5:8

ペテロはイエスを、すでにかなり以前から知っていました。ヨルダン河畔で、彼の弟のアンデレはイエスに会い、イエスを信じるようになりました。アンデレはすぐに彼の兄をイエスに導いたのです。その時以来、ペテロはイエスの力あるみことばを聞いたり、奇跡を見るために、忠実にイエスの行かれるところに従って歩いていました。・・・・・

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この日もペテロは、イエスが群衆に教えておられるのを聞いていたことが分かります。事実彼は、イエスに、陸にいる人に向かって船の中からお話になるようにと、自分の船を提供しています。・・・・・

説教が終った時、イエスは、網を打つために、ペテロに命じて深みにこぎださせようとなさいました。ペテロは喜んで主のご命令に従う気持ちはもっていましたが、漁にかけては経験を積んでいた彼のことですから、そのようなイエスの思い付きに対しては、その不合理を注意せずにはおれなかったのです。ペテロたちは、一晩中漁をしたのですが一匹もとることは出来ず、むなしく帰って来たばかりでした。昼日中に網をおろしても、無駄なことは分っていました。しかも沖へ漕ぎだして何がとれましょう。・・

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けれどもペテロは、イエスのご命令とあらば、たとえどのようなことであろうとも、そのみことば服従するだけの信仰を持つようになっていたのでした。そこでペテロは謙虚な思いと、堅い信仰を込めて「お言葉ですから、網をおろしてみましょう」と言って、沖へ漕ぎだしていったのでした。そこで、イエスはペテロのために、一大奇跡を行われました。その奇跡とは、魚のおびただしい数をではありません。もちろんそれもありますが、ペテロは、イエスがそのような奇跡を行われるのを何度か見ていました。今度は、イエスはペテロの心の中に奇跡を働かれたのです。その結果、ペテロは自分の汚れた罪人であることを、そして罪の深さを、今までかつてないほどはっきりと、悟ることが出来ました。その恐ろしい罪を自覚したペテロは、恐怖のあまり、イエスの前にひれ伏して、「主よわたしから離れてください。私は罪深い者です」との祈りを捧げました。これは彼の一生を通じての一番苦しい祈りでありました。なぜなら自分が罪人であることを認めたペテロは、実は今までよりも、もっとイエスが必要だったのです。しかし、自分の罪を深く自覚するあまり、イエスが汚れた自分と同じ船にとどまりたまわないように、願わなければならないという純な気持ちに迫られたのです。

しかし、イエスは打ち伏したペテロを起こして「おそれることはない、ペテロよ。わたしはあなたから離れない」とおおせになりました。

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晴美さんから便りがあった。ハワイへでも出かけたくなるような、お揃いのワンピースが届いた。相変わらず器用な人だ、この前は、布製のショルダーバック、ちえこが買い物に行くとき使っている。私のブログも見ているようで、犬のマルの死んだのを知っていた。

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