イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

7月30日(金):十字架の七言 (3)

f:id:dotadotayocchan:20200824150509j:plain

『イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に、「女の方。そこに、あなたの息子がいます」と言われた。それからその弟子に「そこに、あなたの母がいます」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った』

ヨハネ福音書19章26節~27節)

 

Stabat Mater(悲しみの聖母)

 

悲しみの母は立っていた

十字架の傍らに、涙にくれ

御子が架けられているその間

 

呻き、悲しみ

嘆くその魂を

剣が貫いた

 

ああ、なんと悲しく、打ちのめされたことか

あれほどまでに祝福された

神のひとり子の母が

 

涙をこぼさないものがあろうか

キリストの母が、これほどまでの

責め苦の中にあるのを見て

 

その民の罪のために

エスが拷問を受け

鞭打たれるのを(御母)見た

 

愛しい御子が

打ち捨てられて孤独に死に

魂へ帰っていくのを見た

 

さぁ、御母よ、愛の泉よ

私にも強い悲しみを感じさせ

あなたと共に悲しませてください

 

私の心を燃やしてください

神なるキリストへの愛で、

その御心にかなうように

 

聖なる母よ、どうかお願いします

十字架に架けられた(御子)傷を

私の心に深く刻みつけてください

 

あなたの子が傷つけられ

ありがたくも私のために苦しんでくださった

その罰(苦しみ)を私に分けてください

 

あなたと共にまことに涙を流し

十字架の苦しみを感じさせてください

私の生のある限り

 

十字架の傍らにあなたと共に立ち

そして打ちのめされる苦しみを

あなたとともにすることを私は願います

 

いと清き乙女のなかの乙女よ

どうか私を退けず

あなたとともに歎かせてください

 

どうかキリストの死を私に負わせ

どうか受難を共にさせ

そしてその傷に思いを馳せさせてください

 

どうかその傷を私に負わせてください

どうか私に十字架を深く味わわせてください

そして御子の血を

 

怒りの火に燃やされることなきよう

あなたによって、乙女よ、守られますように

裁きの日には

 

キリストよ、私がこの世を去る時には

御母によって私を勝利の栄誉へ

至らしめてください

 

肉体が滅びる時には

どうか魂に、栄光の天国を

与えてください。アーメン

f:id:dotadotayocchan:20200918194525j:plain