イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

9月3日(金):老人と老いぼれカラス

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朝の散歩を終えると途中で、寄り道をする。300メートルほど離れた所に工事現場の事務所があって、そこにカラスのつがいがいつも待っている、以前は、自宅の敷地内にいたのだが、宿替えをしたらしい。・・・

鳥類は、体の大きい方がメスで小さいのがオスらしい。そのオスは、昔からの「知り合い」で、もうかれこれ十年にもなるだろう。すっかり私に慣れて、当時は私の手のひらから、餌をついばんでいたのだが、最近は屋根の上にばかりいて、なかなか近づいて来なくなっていた。・・・・・

ところがここ何日か、地面に降りて来るようになった。下から見ている時は気がつかなかったが、頭が白くなっていた。羽もツヤがない。本来黒ではあるが、紫がかった黒なのだが、それが失せている。

「おい、お前も歳とったな。白髪頭になるなんて」。

というと奴は応えた。

「あなたは詩篇を読んだことがないのですか?」と。言い出した。

『年老いて、しらがになっていても、

神よ、私を捨てないでください。

私はなおも、あなたの力を次の世代に、

あなたの大能のわざを、

後にくるすべての者に告げ知らせます』詩篇71:18

そして、私のてっぺんを見て言った。

「しらがは、ハゲよりはよりはいい」。

小癪なカラスだ、私も負けてはいない。

お前はレビ記を読んだことがないのか。

『男の頭の毛が抜けていても、それははげであって、彼はきよい』

レビ記13:40)

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まぁ、まぁ、そんなつまらないことで喧嘩しないの。

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おバカさんね