イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

11月9日(火):柿

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日曜の夕方、福原さんから電話があった。「柿を持って来たけど市民病院にいるので、取りに来てほしいと。」どういうことか事情が呑み込めないまま、市民病院に駆けつけると、閑散とした病院の玄関のベンチに腰をおろしていた。驚いたことに、自宅から12キロ余り、一輪車に袋に詰めた柿を30キロくらい、運んできたが、途中でギブアップしたらしい。・・・・

最初から電話をくれれば自宅まで貰いに行くのだが、何とかして自分で届けようとしたのだろう。半分の道のりをそうして一輪車を押してきたのだろうが、とうとう、力尽きて、市民病院へ寄りそこから電話をかけたようである。『何時に家を出た?』と聞くと『11時』と言う。6時間一輪車を押してひたすら歩き続けたようである。絶句せざるを得ない。・・・・

たわけた話と言えばそれまでだが、何としても私の所へ、自分で届けたかったのだろう。それを笑うことはできない。かれには元々、そういうところがある。・・・・・・・

柿は毎年届けてくれる。こちらの地方の柿は渋柿で、そのままでは食べられない。皮をむき、湯通しし、天日に干してから2週間くらいでようやく食べられるようになる。この2日間、ちえ子がその作業に追われた。・・

柿は一個、一個枝から切り取ったものである。そうでないと、柿を吊るすことができない。こちらも大変だが、彼も大変だったろう。・・・・・

昨日は岐阜キングスガーデンの理事長からこれまた、柿が届いた、こちらの柿は甘がきで、そのまま皮をむけば食べられる。感謝して頂こう。渋柿は12月になってからだが、何とも言えない甘さがある。軒先につるした柿の「カーテン」は毎年の我家の風物詩。頃合いを見てカラスがやって來る。不思議なもので、渋いうちはカラスも知らん振り。しかし、甘みが出てくるころにはカラスと、知恵比べをしなければ全部食べられてしまう。

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