記録を調べたら、アルが我が家に来てから、もう5年にもなろうとしている。その頃私は、ブログを始めたばかりで、ほとんど書斎に籠りっきりになっていた。それで、ちえ子が、寂しがってグズグズ言うので、遊び相手に猫でも飼わせてやろうと考え、ネットで捜したら、調度いいのを見つけた。秋田市の「動物愛護センター」に、居た。これだとばかり、直ぐ電話して、譲渡をお願いした。すんなりはいかなかったけれど、センターの獣医さんが、偶然知り合いだったので、便宜を図ってくれた。そのあたりの事情は別のブログにも書いていると思うので省略するが、いずれにせよ、秋田の山奥に三日もかけで出かけ譲渡されることが出来た・・・・・・
いざ飼ってみると、この子は、驚くほどよく躾けられていた。食事は決まった、キャットフードしか一切口をつけない。排泄も、必ず備え付けられたケースでする。とかく猫を飼うと、食卓のものを食べたり、あちこちにマーキング、果ては、障子を破いたりするものだが、そういうことは、一切しない。そんなアルの様子を見ていると、前の飼い主さんの人柄が、偲ばれる。多分、どこかの品のいいおばあさんが可愛がって育てて来たのだろう。名前も、身元も知らされなかったが、アルの様子を見ていると、前の飼い主さんの、優しい思いが伝わって来る。動物愛護センターの獣医さんがそっと教えてくれた、その人は、高齢になったので、これ以上アルを飼えないので、よろしくお願いします。と言って、センターへアルを委ねたのだと言う。前の飼い主さんが、ご存命であれば、一言伝えたい『アルは、元気です』と。どんなに喜ぶであろうか。しかし、5年の歳月がある・・・・・
いつも、ちえ子ベッタリのあるだが、最近、書斎から居間へ帰る足音を聞くと、寝ていてもさッと起き出し、私のベットに鎮座する、「ナデ、ナデ」なのである。小さな洋服ブラシで、かまえている、
アルの全身を、そのブラシでナデ、ナデしてあげるのである。これがことのほかお気に入ったらしく、喉をゴロゴロならして喜んでいる。癖になったらしく、私が居間へ帰る度、どんなに寝ていてもサット起き出して、ベットにあがって来る。舌をペロペロ出して、手を舐め、頭をこすりつけて来る。そうまでされると、ついつい、情が移り、ブラシを持ってひとしきり、全身をナデてやらざるを得ない。・・・・
アル爺の年齢はわからない、譲渡時点で、8歳とも言われていたが確かなことではない。いずれ、送る、か、送られるかわからないが、大事な、大事な家族には違いない

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