イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

9月11日(木):キリタンポ

先日、買い物に出かけたとき、キリタンポ、一袋10本入れのを買って来た。この暑いさなかに、キリタンポ鍋を食べる訳ではない。味噌付けタンポとして食べる。レンジで温めたものに、味噌を水で溶かし、少々砂糖を入れた、練り状のものを、それに付けて食べるのである。格別おいしいという訳ではないが、時々、これを作って食べる。・・・

福原勝美が亡くなって、もう2年近くになるだろうか。彼がこれをよく買って食べていたようだった、スーパーの閉店間際にいくと、割引があるらしく、それをいつもまとめ買いしていたようだ。食材としては一番簡単で、調理も要らず便利なことは確かだ。時々、教会へ寄って、その一袋を置いていく。彼の常食はこれだったのだろう・・・・

彼の死因は何だったのだろうか、第一発見者の私たちにも、警察は明かしてくれなかった。凍死、病死、突然死、自殺、餓死、いろいろ考えられるが、決め手はない。未だに、あの死体を発見したときの衝撃は忘れられない、仰向けに、大の字になって、全身黒ずんでいた、素っ裸のままだった。・・・・・・・

おもえば気の毒な人生だった。70歳少し過ぎた年齢だ。何度か、彼のことについては、書いてきているので、改めて初めから書き記す気のなれない。聖書的に言えば、ふっと、イエスの譬え話にある、ラザロと金持ちの話に似ている。・・・・・・

今日の昼も、たいしておいしくもない、味噌付けタンポを食べたのも、彼のことを思い出し、少しでも供養になればと・・・・と心のどこかで考えているのだろう。