イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

12月2日(火):寓話 農夫とその子どもたち

骨折って働くがいい。

それが何よりもまちがいのない元手。

ある富裕な農夫は、死が近いことをさとって、

子どもたちを呼び寄せ、ほかに人がいないところで語った。

「御先祖さまが残してくれた

土地を売るようなことをせぬがよい。

宝が隠してあるのだ。

場所はどこか、わしは知らぬ。だが少し根気よくやってみれば、

見つかるだろう、探し出せるだろう。

取り入れがすんだらすぐに、畠の土をひっくりかえせ。

掘り返し、鋤かえし、深く掘り起こして、どこもかしこも、

なんべんも、あたってみるのだ。」

父親は死ぬ。息子たちは畠をひっくり返してみる、

あちこちと、いたるところを、丹念に。そこで、一年後には

畠はは例年より豊かな収入をもたらした。

隠し金はなかったが、父親は賢明にも、

死に先立って息子たちに教えたのだ、

労働は宝であることを。(ラ・フォンテーヌ)