イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

5月17日(月):アリとハト イソップ物語(4)

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のどがかわいたアリが、こんこんと無図のわきでている泉へやってきて、

水を飲もうとしました。

ところが足をすべらせて、泉へ落ちてしまいました。

アリは泳ぐことができません。

それを、側の木の上からみていたハトが、

小枝を食いちぎって、泉のアリヘなげてやりました。

「ハトさん、ありがとう。おかげでたすかりました。

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それから数日後のことです。

アリが歩いていると、鳥さしがもち竿を手に、

あのとき自分を助けてくれたハトに

ねらいをさだめているのを目にしました。

アリは、鳥さしの足にかみつきました。

「あっ」といって、鳥さしは餅竿をほうりなげて

足のいたいところをさすりました。

気づいたハトは、飛び上がりながら言いました。

「アリさん、ありがとう。おかげでたすかりました」

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         受けた恩には、むくいること