イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

5月16日(日):クジャクとツル イソップ物語(3)

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クジャクがツルをばかにして、いいました。

「わたしは、金や紫のはなやかな着物を着ているのに、

おまえさんときたらどうだ。羽にきれいなところなど、

一つもないじゃないか」

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すると、ツルは言いました。

「そういうけれど、わたしは星のすぐそばでうたったり、

空の高いところを飛ぶことができます。

あんたさんはニワトリのように、

ひよこと一緒に地面を歩いているじゃありませんか」

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     だれにでも、それぞれよいところがあるものだ。