イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

3月10日(火):タージ マハル Taj Mahal

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インド北部のアグラにあるイスラム教の廟堂。ムルガ帝国の第15代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃のために1632年より建立。装飾美術の粋を集めた華麗な建物として有名(広辞苑

・・・タージ・マハル  タージマハル。この美しい寺院の呼名が、英語詩の韻律を伴いながら、私の脳裏に響いてくる。それは、実に廟堂の麗しさのように快いものである。英語の読み書き、会話ができる訳ではないのに、不思議にその「言葉」が

美しい調べとして残っているのである。どこで、どのように、私の脳裏にインプットされたか全く記憶にない。以前、インドのムンバイで惨劇があった。200人近い人々が死んだという。その廟堂のある地ではなかったが、その名のついたホテルが襲撃された。9・11.に国際貿易センターが崩壊した時、あるアメリカ人がこう言っていた。「アメリカがこれほどまでに、憎まれていたのか!」と。多くの人はアメリカ人が大好きである。しかし、少なからぬ人たちが、アメリカという国が嫌いなのである。アメリカがこの落差に気付いていたかは、別にして、「和解」の道を選ばず最初のボタンをかけたがえた。以来、幾十万の人々の命が失われてきたことか。

・・・タージ・マハル。ジャハーン帝が愛した妃、マハル姫。

この薄命の妃の為に、帝は国の財力が尽きるほどまでにして、この廟堂を建立した。自分の為の廟堂は建立出来ず、マハル姫の傍らに眠っているという。・・・マハル姫はこの花ほどに美しかったのか。その傍らに眠る帝ジャハーンの見る夢は・・・

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