☆マザーグース:イギリスに古くから伝わる子供向けの童謡☆
◎お母さんが私を殺して
お父さんが私を食べれてる
兄弟たちはテーブルの下で私の骨を拾い
冷たい大理石の下に埋めたの
◎床の死体
鼻から顎に蛆虫が這っている
女は聞いた
私も死んだらこうなるの
ああ! 牧師は言った
お前も死ねば腐るのさ
◎一人の男が死んだのさ
すごくだらしない男
頭はごろんとベットの下に
手足はバラバラ部屋の中に
ちらかしっぱなし ちらかしっぱなし
バラの花輪だ 手をつなごうよ
ポケットに 花束刺して
ハックション! ハックション!
みんなでころぼ
「バラはペストの症状の赤い発疹、花束はペストを防ぐための薬草、ハックションは病状の末期症状、ころぼはみんな死ぬ。」
・・・もう少し怖いのもあるが、これくらいにしておこう・・
こうした童謡は、子供を怖がらせ、危険な場所へ行かない様に、また躾(しつけ)として、教えていたようである。しかし、日本人としては、やはりどこか釈然としないところである。・・・
次に日本の誰でも知っている童謡を見てみよう。
春よ来い
春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと待っている
春よ来い 早く来い
おうちの前の 桃の木 の
つぼみもみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている
どこかで春が
どこかで春が 生まれてる
どこかで 水が流れ出す
どこかで雲雀が 鳴いている
どこかで芽の出る音がする
どんぐり
どんぐりころころ ドングリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て 今日は
坊ちゃん一緒に遊びましょう
しばらく一緒に遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた
この二種の童謡は、騎馬民族、砂漠の民と農耕民族の文化に由来しているという学者もいる。いずれにせよ、日本に生まれ日本に育ってよかったと思う。・・・・・・・
ちえ子は季節が移ろうごとに毎年、同じことを言う
田植えが始まったね
稲がのびたね
もうすぐ穂が出るよ
ほら花が咲いた
稲の穂が垂れてきたね
あぁ、稲刈りが始まった。
(昔は、村人総動員で田植えをしたが、今は田圃の中を機械が
走り回る)