イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

11月6日(月):今日はちえ子の通院日

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丁度三年前の暮れ、少しお腹が痛むというので、市民病院の診察を受けたところ、即、医師会病院へ行くように指示され、そこで、診察、検査に2日かかったが、そのまま入院といういう事になった。大腸癌だという。年末も押し迫って、病院も年末の休みに入る日だった。医師たちは、休みを返上して2日後には手術をすることができた。午後から始まって、6時くらいまでかかったが、無事終了した。医師が控え室にいた私に、ステンレスの皿にのった切除した大腸の部位を持って来て見せた。一山あった。以来、ずっと通院が続いている。今は3か月に一度の経過観察というところだが、危ういところであった。この一連の流れを体験しながら、よくぞ助かったものだと今さらながら、不思議さを覚える。・・・・・

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のど元過ぎれば何とやら、あの時分の辛さをちえ子様はケロリと忘れたかのように、「通院」が物見遊山でもあるかのように、はしゃいでいる。先生には診察の度に痩せろ、痩せろ、歩け歩け、と指示されているのだが、本人は、「そうしているんですけどねぇ~」ととぼけている。今日はいつになく病院は混んでいて11時前には終えるのだが、お昼までかかった、ちえ子のお目当ては帰りの買い物だ。病院の近くに大型の新しいスーパーが10日ほど前に開業し噂になっていた。とにかく今日の目的は、通院に便乗してそのスーパーへ行くことのようであった。母の代から、私はよく買い物に連れていかれた「よっちゃんは、よく買い物につき合ってくれる」との評価は、ちえ子になっても変わらない。私などは一人で買い物に行くときは、ほぼ十分で終える。どこの棚に何が並んでいるか覚えているので、必要なものを次々と籠に入れ、サァ~ッとレジに並ぶ。いずれにせよ女性の買い物につき合うには骨が折れる。・・・・・

スパーの食堂は混んでいた。行列ができていた。私が行列に並んで餃子食事をしたのは、30年も前に宇都宮で評判の餃子店に一度並んだだけ、帰りの途中で食べることにした。結局地元のレストランヘ入り少し遅い昼食、ちえこ様はにぎわい御膳、ボクは、ジャンボチキンカツ定食。ジャンボカツは、さすがに食べきれず、ドッグ・バックならぬ、ビニール袋に三分の一残して、犬のルカのお土産、かくして今日も暮れて来た。

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