
前回、書いた「安藤牧師」と「詩人」の記事が消失している。これまで何回か、」あった」トラブルだが、校正の段階で、消えてしまったのだろう。安藤牧師については、仕方ないが、「詩人」は何時かもう一度書き直す。大仏次郎のノンフィクション、小説を要約したものだったが、なかなかの出来栄えだったと自負している、元々、大仏次郎氏の、ノンフィクション小説は」ほとんど」読んでいる、ブーランジェ将軍の悲劇、パナマ事件、パリ燃ゆ、ドレフゥス事件、地霊、そして、詩人。どれも名作ぞろい。彼の文章はしっかりしていて、多くの作家がその文章をなぞって書くとのことであった。元々、大仏次郎は、大衆小説、「鞍馬天狗」で有名になったが、兄で同じ作家(名前忘れた)から、いつまでそんなものを書いているのだと𠮟責され、本格的に、文学小説、特にノンフィクションを書くようになったようである。もとより、東大卒、優秀な頭脳の持ち主なので、ファンも多い。現代小説も書いている、私の書棚二十数冊並んでいる。そのうち一篇だけよんだが、満州時代のことだった、恋愛小説だが、なかなか、読み応えがあった。・・・・・・・
ペテロさんの滞在もあと、2週間ばかりとなった。いつから来ていたのか忘れてしまったが、昼食」だけはちえ子が準備する。これとて、大変な事だがよく、頑張った。私は、葡萄パンとヨーグルトを飲んでいれば大体ことはすむが、」人様にはそうはいかない。そんなことで、意外と外食が多くなる。・・・・・・
「詩人」はあらためて、書き残しておくことにする。要約だが、大仏氏の原文は素晴らしい。「詩人」とは何か、彼の「詩」は一遍も残っていないし、小説の中でも紹介されていない、」しかし、詩人と言われているのは、「詩人」の心を持った青年、ということなのだろう、そこにこの小説の隠れた主題があり、大仏先生は、」それを強調したかったのではないだろうか。これと、真逆の小説が「地霊」というのがある、同じ時代ロシア帝政末期、二重スパイをしていたアゼフという男を描いた小説であるが、最後の一行に、」先生は万感の思いを込めてこう記している『獄中からN夫人に宛てて寄こした手紙の中に、次のような一行がある。「俺の不幸と比較になるのはドレフゥスだけだ。」。途方もなく一代を肉体だけの存在であった」・・・・・
赤字の部分は、文法的に間違った表現である、これは、先生も、校正者も知りながらあえて、こういう書き方をしている。それだけ、この二重スパイの所業を赦せなかったのであろう。
