このところずっと書斎に籠りっぱなしで、居間へ帰るのは、朝、昼、夕の食事時だけ。ちえ子が寂しそうだったので、猫でも飼ったらどうだと提案したら、乗り気になった。ネットで調べたら、動物愛護センターに可愛いやつを見つけた。12日、もらいに行くと申し込んでおいた。それで、昨日、秋田の方まででかけてきた。そこへ出掛けてみて、びっくりした担当者が
去年、我が愛犬「まる」が「悪さ」をして面倒をかけたMさんだった。保健所の人で、殺処分や罰金もあり、という状況だったのだが穏便に取り計らってくれた。まさか、そのMさんにこういう形で再会するとは思いもよらなかった。・・・・・・
ネットで見た可愛いやつが、いた。既に先週ネットでこいつが欲しいと申し込んでおいたのだが、事はそう簡単ではなかった。この猫ちゃんは人気があって、他からも申し出があるので、書類を整え、調査をして、それからだれに渡すか決定するのだそうである。いわゆる、お役所仕事で、泣く子と地頭には勝てぬ。私も危うくキレそうになったが、ちえ子がすっかりこの猫ちゃんを気に入ってしまったようで、何としてもこの猫ちゃんをもらい受けなければならない。一番の問題は、私たちが高齢者なので、私たちが死んだら、代わりに猫を引き取ってくれる人がいるかということだった。そこまでやるかという気になったが、そこはそれ、建前重視のお役所論理で、長年の経験
から、ぐっと、こらえなければならない。・・・・・・・
で、結局、息子を後継飼育者に仕立てて、書類を整え、今日再度出かけて交渉してきた。役所の論理が通れば、事はスムーズに運ぶ、これは知っておかなければならないことだ・・・
M女史は言った「オトーサンに飼っていただきます」・・・・
そこには、昨年の犬騒動一件もあって、多少の信頼関係があったのだろう。そういう訳で、明日また秋田へいって、猫ちゃんを貰い受けてくる。たかが猫一匹、されど猫。まぁ、家族が増える分賑やかにはなるだろう。それにしても3日連続秋田までドライブ、M女史の言うように「御高齢」の身にはこたえる。
これで、ちえ子も少し楽しみが出来。私は安心して書斎に籠れる。万事丸く収まるかな?・・・・
名前はアルちゃんセンターで付けられていた名前、そのまま。
そのうち本物のアルの姿を紹介する・・・・