イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

3月5日(土):寓話(年とったライオン)

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森の恐怖だったライオン、 年老いて、ありし日の功業の想い出に涙ぐんでいたライオンは、 ついに、己の臣下たちにも攻めたてられた、 王が弱くなったために強くなった臣下たちから。 馬は近づいて行って、彼を蹴とばす。 狼は噛みつく、鷲は突っつく。 みじめなライオンは、もうろくして、 力なく、 悲しげに、 暗い顔して、ほえる事も出来ない 彼はその運命を待っている、 愚痴もこぼさずに。 だが、その時、 ロバさえも彼の洞窟に駆け寄って来るのを見て、 《あぁ、あまりにもひどい》と彼は言った。 《死ぬ覚悟はしていたが、貴様の攻撃を受けるのは 二度死ぬようなものだ》 (ラ・フォンテーヌ:寓話上14)

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2月24日(木):雪かき応援隊

f:id:dotadotayocchan:20220224114320j:plain< 先週の水曜日に続いて、昨日も秋田キリスト教会の中野渡牧師ご夫妻、浅野牧師ご夫妻、4名の方たちが教会周りの除雪に来て下さった・おかげで無事春を迎えられそうだ。内側に弓型に膨らんでいた渡り廊下も、外側の除雪と、ジャッキをかけて、雨漏りも直し、ほぼ元通りになった。奥さんたちも、せっせとスノーダンプで雪運び、お疲れ様でした。ありがとうございました。 今月12日以来、ブログを更新していないにも関わらず、毎日幾人かの人達がアクセスして下さり、感謝と、どこかしら戸惑いを覚えています。ブログ仕様の変更なのか、故障なのか、分からないが、相変わらず、写真の貼り付けが、出来ない。写真はすべて記号で保存されているので、記号だけでは、どの写真か判別出来ないので、出たとこ勝負の状態で、文章とちぐはぐなものになっているのでお許し願いたい。・・・・ アクセスの数にこだわらないように、心に決めた。一日数十件から、100件のアクセス(読んでくださる方)があると当然嬉しいわけだが、それにこだわり過ぎて来たようご です。そこから解放されてほっとしている。・・・・・・ とりあえず、感謝とご挨拶まで。

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2月12日(土):チボー家の人々

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チボー家の人々、(第一次大戦と二次大戦の間、およそ20年を費やして、フランスの作家、ロジエ・マルタン・デユガール)が書き表した、大部の小説。二段組、355ページ、全5冊。色々書籍を整理して来たが、この本だけは手放さずに来たらしい。裏づけと見ると昭和42年7月15日仙台とある。私が23歳の時に買い求めた本である。・・・これを数日前に引っ張り出して来たもののとても再度読み切る気力もなくなっている。特に目がかすんで数ページ読むだけで、活字がぼやけて来る。・・・・ この小説は、ノーベル文学賞、そして、小説として初めて。ノーベル平和賞を受けたものである。大作だけにあらすじも多岐にわたり、今はそのあらすじさえ多くは記憶にないが、2,3の事は鮮明に覚えている。今日はその部分を、一つだけ紹介しよう。 『《おれがやったんだ》と、彼はくり返した。彼にはいま、自分の行為が、はじめて適当な距離をもって考えられた。。《いいことをした》と、彼はすぐに思った。彼はたちまち、そして、そしてはっきり反省した。《いやだまされてはならないぞ。そこには怯懦の精神もまじっていた。すなわち、あの悪夢からのがれたいという肉体的欲求だ。だが、たとい、自分自身そうすることに個人的利益があったにしても、あれをしないでよかったろうか? じょうだんじゃない》彼は少しもおそろしい責任を回避していなかった。《もちろん、すべて医者に許しては危険にちがいない・・・一つの掟を盲目的にまもる事は、たといその掟が、ばかげたものであり、非人間的なものであったしても、それは原始的に必要なんだ・・・》掟に対し、それの持つ力と正当性とを認めれば認めるほど、それを意識して破ったことをさらに是認する気持ちになっていた。《良心の問題、認定の問題》と、彼はそのまま考え続けた。《一般にいうのではない。おれはこう言うばかりだ。いまのばあい、おれはなすべきようになしたのだ》と。 彼はいま、死者の部屋の前に立っていた。・・・・ アントワーヌと弟のジャックの二人の兄弟は、父の看病にあたっていた、それは何週間の続き彼らは疲労困憊していた。父の苦痛は激しく、見るに忍びなかった。遂にアントワーヌは、父にモルヒネを投与した。その直後の彼の独白である。

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2月2日(水):近況

青森の兄が癌の再発で、待機中、面会も出来ず。電話がなる度びくびくしている。激痛があって傷み止めでしのいでいるが、いつまで持つか、傷み止めも限界があって、モルヒネを使用するようになると、後戻り出来なくなる。 そんな状況で、ブログどころではない。修理に出そうにもそんな状況で、気持ちが動かない。毎日読んで下さっている方には感謝しているが、T姉、もういいよ。渡先生も。そのうち新しいパソコンを買って再開するが、今の所目途が立たない。先回も文章を入れたのだが、消えている。写真だけになってしまっている。当初から、はてなブログは歴史も浅く危ういという噂があったが、松岡さんのいう通り、使い続けてしまった。これから、これまで書いてきたブログを整理して、数十篇を選んで、今までやってきたように、小冊子にして、配布することを考えている。・・・・ 最近気づいた事なのだが、いやゆる、電子文字と活字文字では、読む人の記憶に残るのに違いがあるようだ。同じ文章をパソコンで読むのと紙に印刷された文章とでは、確かに違うように思う。ゆるりさんありがとう。

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1月23日(日):中間報告

故障中のPCが未だになおらない。文章だけは入力できるが写真の貼り付けが出来ない。私のブログは、写真が特徴、これがないと、面白くない。修理を頼んである人が、山奥に住んでいるので身動きとれないのだろう。どこか修理屋さんを探して、頼むしかないが、そうなると、しばらく、パソコンなしの生活になる。どうしたもんじゃろねぇ~と思案中。運悪く兄の容体もよくない、毎日、電話がなるたびにびくびくしている状態。どうしたもんじゃろねぇ~。もう一週間も記事を書いていないのに、「飽きもせずに読んでくれてる人がいて、感謝している。多分、関連記事を読んでくれているのだろう。感謝します。今しばらくお待ちください。

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