イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

9月11日(土):天使 Ⅱ

 

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・・・・・・ビリー・グラハム著。「天使」まえがき・・・・・・

私が天使についての説教しようと決心をしたとき、私の蔵書の中には天使に関する本が一冊もないことが分かった。調べて見ると、今世紀には天使に関する本がほとんど出版されていないことが分かった。これは奇妙なことである。また不吉なことである。本屋や図書館には悪魔や、オカルト、悪霊に関する本がどっさりあり、天使より悪魔の方が人々の注意を引いているというのはどうしたことだろうか。中には悪魔を神と等しい地位においている人もあるようである。・・・・・・・

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画家のバーン・ジョーンズは、友人に当てた手紙の中で、「科学が唯物論になればなるほど、私はますます多くの天使を描きます。天使の翼は霊魂不滅を指示する私の抗議なのです」と書いている。・・・・・

ジャン・カルバンは、その著「キリスト教綱要」の第一巻において、「天使は私たちにとって神の恩恵の配分者であり管理者である。天使は私たちの安全を気遣い、私たちの守護を任務としているとし、私たちに道を教え、私たちの身に何か災いが降りかからないように絶えず配慮している」

と述べている。聖書の中で、天使は悪魔やその手下どもよりもずっと重要な位置を閉めている。そこで、私は、天使について聖書にもとづいた研究をして来たのである。それは私の半生における最も魅力的な研究であったばかりでなく、同時に私は信じている野だが、おそらく歴史上の他のどの時期よりも、この天使という主題は今日という時代に最も当てはまるだろう。 聖書は、天使が諸国民の出来事に関する関与すると教えている。神はしばしば諸国民を裁くために、天使をお用いになる。天使は苦難や迫害の中にある神の民を導き、慰め、神の民のために必要なものを備える、・・・・

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マルチン・ルターは「卓上の語録」の中で、「天使は肉体を霊的被造物であり、キリスト教世界のため、教会のために奉仕するように、神によって造られた者である」と言った。

私たちは、この危機に孕んだ世界の中で生き綴けなければならない。こんな時に、天使というテーマは、信徒にとって大きな慰めとインスピレーションを与えてくれる源泉であり、信じていない者に対してはキリストと信じる者となるようにというチャレンジでもある。・・・・後略(以後はこの本の執筆に関する協力者への感謝等が記されているが割愛する)

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追記:先に載せた「天使」は2020年4月9日に書いてあります。なかなか興味深い逸話が載っています、PCをお持ちの方は、一番下のカレンダーで検索してみて下さい。