イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

12月11日(土):刺青伝道者

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刺青をしている伝道者という人たちを何人か知っている。先月31日に当教会でご奉仕してくださった、井上薫牧師もその一人である。最初に来られた時、お見せしましようかと言われたが、鄭重にお断りした。進藤龍也、この人も元ヤクザ上がりの人で、JTJの神学校を同期卒業の仲である。今一人は、アーサー・ホーランド。30数年前、以前在籍していた教会で、メッセージを聴いた。ハーレーにまたがり、皮ジャンで、颯爽と現れた。まだ若かった私はすっかり魅了されたものだった。・・・・・

ところが、昨日フェースブックで、彼が上半身刺青の写真を公開していた。今回が初めてないが、見ても素知らぬふりをしていたが、昨日は私の友だちがアーサーに噛みついた。「神から頂いた大切な体に刺青をして、それを見せびらかすようなパフォーマンスはやめなさい」と。井上薫師も、進藤龍也師も、アーサーも元極道であったのに神によって救われた者となった。という事を表現し、証ししているつもりなのだろうと思うが、それなりに理解できるが、やはり、どこか間違っている。刺青をしたことを真に悔いているなら、その、迷彩服を着たような体を厭うべきであろう。にもかかわらずそれを売り物にして、「喝采」を浴びている姿はいかにも見苦しい。皆、若気の至りで刺青をしたのであろうが、それを恥と思うなら、敢えて隠すことをしなくとも、ひけらかすことは必要ではないように思われる、あまつさえそれを売り物にして、「パーフォーマンス」はもってのほかである。・・・・・・・

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2年ほど前に、私の教会にも刺青をしていた人がいた。50歳位の女性で、母親に言わせれば。しっかりお化粧をするとまるで、女優さんのようになる、という美しい人だった。彼女は腕に刺青をしていた。教会の中では、包帯を巻いてかくしていた、私には包帯をはずして見せてくれた。驚いたことに、リストカットの後もあった。何度も死のうとしたことがあるのだろう。過去は聞かなかった。その時分は、優しいご主人と、中学生の男の子を連れて、教会に2時間近くかけて礼拝に出ていた。・・

今は、昔の私の恩師の教会に通っている。馬鹿な男がいて、美しい彼女に言い寄って来た時、彼女は腕の包帯をほどき、刺青のある腕をそいつの目の前に晒したという。以後、その男は彼女に近づかなくなったという。事の是非はどうあろうと、彼女の方が賢かったように思う。己の過去の過ちををひけらかし、パフォーマンスに利用する、その心根に、真の悔い改めを私は見ることができない。・・・・・・・

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今日は晴美さんが今後のことで話し合いのために来てくれた。その件は明日書くことにする。