イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

10月7日(月):午後から雨模様

①・・・教会の拡張工事の方もだいぶ進んだ。今は、旧建物と拡張部の連絡通路を造っている、これが終れば、外構は一応整うことになる。後は冬場の季節内装をコツコツ、やればいいのかな。いつか、訪ねて来たシンガポールのビクター兄弟も週に一二度、手伝ってくれている。奥さんも時々、来てくれる。どこから助け手が来るかわからないものだ。

②・・・ちえこも。アルもルカも晴美さんも皆元気。昨日、ルカにあんパンとアイスクリームを与えたが、アンパンの方を先に食べて、アイスクリームの方は、食べきれなかったらしく、地面を掘って、小石を載せ、隠そうとしていた。「おい、おい、ルカよ、お前、計算は出来るようだが、少し、理科には弱いようだな、アイスを土に埋めて、後で食べようなんて土台無理なんだよ」。と、皆に笑われた。

③・・・青森の方もすべて終了した。兄の遺した最後の土地もこの度、この度無事売却が完了した。随分安く叩かれたが、わたしの年齢を考えると、早く処理した方が、賢いのかなと思う、元々、早くても二三年はかかるかなと、思っていたのだが、うまい具合の買い手が見つかり、よかった。

④・・・最近は本を読む機会もなく、もっぱら、Uチューブを観ている。目が疲れるので、動画でいろいろな情報を取っている。優れた動画もあるが、ガセも少なくない、そのあたりは、取捨選択をして行かなければならないし、一方的な、プロパガンダみたいなものに振り回されてもいけないだろう。そこら辺の見極めもまた、大事な勉強になる。

⑤・・・この前、井深八重と言う人の動画を観た。旧会津藩の家老の家に生まれ、ハンセン病の宣告を受けたが、のちに誤診と分かったが、そのまま、ハンセン病院で一生涯をささげた女性の物語であった。このことは、遠藤周作も小説の題材にしていて、昔読んだことがある。彼女の墓石の写真を見たが。そこには、「井深八重  一粒の麦」と刻まれていた。これほどシンプルで感動を受ける墓石をこれまで見た事がない。日本赤十字から勲章をいただき、ナイチンゲールを受け91歳で生涯を閉じた。