イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

9月7日(月):企業倫理

 

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今日スーパーにちえこと買い物に行って来た。いつも自分の朝食は自分でつくる。前にもどこかで書いたと思うが、フランスパンと野菜が主だ。

セコイ話になるが、以前は仏パンは買い物かごからはみだすものだったが気が付いたらいつのまにか、かごにスッポリ入る様になっていた。要するに小ぶりになったのである。その分価格が下がったかというと、逆に30円ほど上がった。缶詰は忙しい時には便利な食材だが、それもいつの間にか、底が浅くなっている。コンビニの弁当も、ほとんど上げ底で、底が上蓋に着きそうである。青森の津軽漬物は、好物でご飯に載せると食が進む。ところがいつの間にか、透明な袋を透かして見ると、向こうが見える。津軽衆よ欲張るな、お陰で、せっかくの食材も7年以上買っていない。ことほど左様に、ここ数年物価の隠れ値上げが続いている。

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そもそも、事の起こりは、安倍が物価を上げろ、デフレ脱却だと宣ったことに端を発している。日本の歴代の首相で、物価を上げろと言ったのは

安倍だけである。元々彼は、政治家としてはサラブレットで、庶民感覚を持ち合わせていないし、当初から経済に疎いことが指摘されていたが、誰も彼の首に鈴をつけなかった。日本の大企業の剰余金(隠し財産)は国家予算に匹敵するほどである。それに課税せよと案も出たが、立ち消えになった。企業が荒稼ぎした利益を、従業員に分配せよとの案も出たが、それを実施したという会社を聞いたことがない。・・・・・・・

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アメリカからやってきたグローバル化の波は、日本中の企業を飲み込んだ

利益第一主義、競争社会が日本を覆った。昔の日本の企業人は、会社は

社会の一つの器であることを知っていた。「よい物を、安く」これをみんな心得ていた。確かに、戦後間もない頃は日本製品も「安かろう、悪かろう」と揶揄された時期もある。しかしその汚名を企業人は肝に銘じ精進を重ねてきた。それが「メイドインジャパン」のブランドを作り出してきた

その頃の話として、フェザーという、カミソリを製造していた社長の言葉を思い出す。その人はこう語った『わたしの願いは、羽毛のように、肌触りのよいカミソリ作り出すことだ』と。当時のカミソリは切れがわるかった。私など髭が濃いので、顔中傷だらけになった。よくよく蒸しタオルで

髭を柔らかくしないで髭剃りをすると、一日中頬がヒリヒリ傷んだものだった。それが、技術革新で、日本刀の玉鋼(たまはがね)の技法をつかうことによって、驚くほどよく剃れるカミソリが出来上がった。これは、昔の企業人の精進の賜物であるが、そうした企業人が昔は沢山いた。そしてその人たちは、会社は、社会に貢献する器であることも自覚していた。

昨今の会社のように、競争社会におびえ、ひたすら利益第一主義にのみ走ってはいなかったように思える。・・・・・

随分セコイ話から、ついつい鬱憤晴らしに、天下国家の方へ発展してしまったが、庶民のささやかな、憂さ晴らしとさらりとお受け止め下さいまし・・・・・

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今日のブログは、何かのはずみで全部消滅した。書き直しに手間取って

零時ギリギリで、日付がどうなるか分からないが、原稿は9割書き直せたと思う。後半少し、イエス様のお話を書くつもりが出来なかった。零時を回ったらブログにお客が一人訪ねて来てくれた。おはよう・・・

でも私は眠る、御免ね朝4時に主がお待ちなのです・・・・・

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一粒の麦地に落ちなば・・・・