イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

1月15日(金):ペテロに伝えなさい Ⅱ

クリスチャンの生活は、イエスについて知っている人の生活ではなく。イエスを知っている人の生活を意味する。人について知っているのと、人を知っていることの間には大きな違いがある。我々は、天皇陛下について、管総理について知っている。しかしごくわずかな人しか彼らを知らない。世界で一番偉い学者、イエスについてすべてを知っている人も、毎日主を知っているクリスチャンよりはすぐれてはいない。・・・・・・

 

この節の中で最も貴重なのは、他の福音書にはない、二つの言葉である。天の使いは、「行って、ペテロに伝えなさい」と言った。ペテロがそのメッセージを聞いてたとき、どれほど心を喜ばせたであろうか。ペテロは、彼の不誠実の思い出に苦しんでいたに違いない。そして突然メッセージが伝えられた。特別のメッセージが届けられた。全ての弟子の中から彼が選び出されたのである。それはイエスの特徴である。すなわちイエスは、ペテロがイエスにしたことを全然悪く思っておられなかった。しかし、ペテロは自責の念の故にしずんでいた。イエスは、罪人を罰するよりも、悔い改めた罪人をゆるすことに、もっと熱心であられた。誰かが次のように言っている。「イエスについて一番有難いことは、我々が犯した失敗の面で、イエスは我々を信頼して下さる事である。