イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

6月23日(水):十字架と屈辱

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十字架の話は註解を必要としない。それを語ること自体に力がある。我々にできることは、ただその背景を描いて、十字架をできるだけ鮮やかに示す事だけである。磔刑を宣告される犯人は、4名のローマ兵に囲まれて刑場におくられた。このとき受刑者は、十字架の横木を自分で背負って行くことになっていた。(縦の木は刑場に置かれていた)。罪状は木の板に書かれ、受刑者が自分の首に下げるか、役人がそれを掲げて行列の先頭に立ち、あとでそれを十字架に取り付けることになっていた。受刑者が刑場に行くためには、出来るだけ遠回りして、なるべく多くの人にそのむごい光景を示し、みせしめとした。

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