イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

10月19日(水):破産開始

今日は朝から、昨日に続いてT建材店に出向いた。午後から管財人が来て、倉庫内の資産の概要を調べ、どの位のものが返済に充てられるか調べるためである。

 それで、私たちは(ちえ子、晴美と自分)三人で、資材が管財人の帳簿に載る前に、出来るだけ多くの資材をこちらに運び込んでおくため。軽トラックを準備して出かけた。本当なら二トン車を用意して、出来るだけ多くの資材を運び入れたかったのだが、生憎、稲刈り時期でどこのレンタカー会社も、軽トラックくらいしか残っていなかった。それで、いろいろなサッシと共に、玄関ドァをゲットしてきた。前から目をつけていたもので、「新会堂」の玄関にには、おあつらえ向きの物だった。今日の収穫はこれ十分、あとは、仕方がない。管財人の帳簿に載った資材は動かせない。・・・・・

ここまで書いていたら、社長から連絡があった。管財人の調査は終わった。木材は動かせる。トラックも会社のものを使えるから、木材をすきなだけ持っていってくれ。とのことだった。木材は、前に二度にわたって買い入れている。特別今、今、必要なものではなかったが、少しでも社長の助けになればと、教会の敷地内に保管してある。新会堂の建設は早くて二年後である。それまで保管しておく。お気に入りは、教会正面に取り付ける予定の、白いサッシの窓枠だ、十字架を中心に、白のサッシ窓を両側に配置し、本当はステンドグラスにしたいのだが、教会用のそれなりのフイルムの張物があるので代用する。・・・・・・とまぁ~、そんなイメージだが、どうなるものやらねぇ~。

・・・・・ダビデが神殿建設を計画した時・・・・・

ダビデは、門のとびらの釘および留め金用の鉄をたくさん用意し、青銅も、量りきれないほどおびただしく用意した。シドン人とツロ人がダビデのもとに杉の木をおびただしく運んできたからである。ダビデは言った。「わが子ソロモンは、まだ若く力もとない。主のために建てる宮は、全地の名となり栄となるように大いなるものとしなければならない。それで私は、そのために用意しておく。

 彼はその子ソロモンを呼び、イスラエルの神、主のために宮を建てるように彼に命じた。ダビデはソロモンに言った。「わが子よ。私は、わが神、主の御名のために宮を建てようとする志を持ち続けてきた。ある時、私に次のような主のことばがあった。『あなたは多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたは、わたしのために家を建ててはならない。あなたは、わたしの前で多くの血を流してきたからである』(Ⅰ歴代誌22章3節~8節)

 これは考えようによっては怖ろしい言葉である。教会堂の建設は私の長年の願いである。多分、それなりに動けるのは、ここ数年だろう。たとえ、献堂ができたとしてもそこにいられるのも数年だろう、あとは、後継者に委ねるだけである。どいうわけか自分は、人様の献金をほとんど当てにしたことがない。すべて、自分の資金でまかないたい。『ちえ子と結婚した時に、教会でこう証した。「死ぬまでに小さくてもいい、教会を一つ、この世に遺していく』と、果たして、主は、この願いをお聞きくださるであろうか・・・・・

 それとも「お前は宮を建ててはならない」と仰せになるだろうか・・・・・。

お嬢ちゃん、笑ったな?・・・いえ、いえ、笑ってはいません・・・サラのように嘘をつくな!!…バレちゃった