イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

10月24日(月):冬支度

今週から冬支度を始める。早ければ11月末頃には雪が降り始める。敷地内の材料や道具類が、あっという間に雪に埋もれてしまう。手遅れにならぬように、必要なものは、屋根の下に置くか、使わないものはシートをかけて、来春まで、そのままにしておく。

 北国に住む者にとって毎年のことで、億劫と言えば、、億劫だが、季節のメリハリというのは、案外貴重なものだ。高村光太郎の詩の一節に、「冬が来た、きっぱりと来た」というのがある。東北花巻に住んでいた頃の詩だろうが、東京人には、やはり、冬を迎えるのにはそれなりの、覚悟が必要なのだろうと思う。

 昔は東北地方を、「裏日本」と表現していたが、さすがにマスコミも最近は「裏」などという言葉は使わない。どこかくらいイメージ、後進地域、などの意味合いが含まれるが、どのように表現されようと、私などは、都会の喧騒さに比べたら、田舎暮らしがよほど性に合っている。

 というわけで今週一週間、冬支度・・・・・