イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

12月18日(土):クリスマス寒波

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「クリスマス寒波」という言葉がある。全国的なものだろうが、東北の地ではこれが真冬の到来を告げる。今年は随分温暖な日が続いていたのでひょっとしたら、寒波は来ないかも知れないと思っていたら、やはり、来た。

一日で辺りが真っ白に変わってしまった。積雪量はそれほど多くはないにしても、冬の始まりであることには変わりはない。高村光太郎の詩の一節に「冬が来た、きっぱりと来た」というのがあったように記憶している。東北花巻の地に居を移していた光太郎も、さぁ、覚悟が必要だという気になるのだろう。私もまたそう言う気持ちにさせられる。そんな厳しい季節があっても、雪のないクリスマスは何となく拍子抜けさせられる、以前名古屋でクリスマスを迎えた時、全く雪がなく、妙な気持ちにさせられたものだった。・・・・・・

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今日は久しぶりに薪ストーブに火を入れた。犬のルカは津軽生まれのくせに寒がりで、薪ストーブの前で、床に顎をつけて、ストーブの前に陣取りうたた寝をしている。

ストーブは、ボッツ、ボッツ、と音を立てて燃える。よく昔はストーブが走ると表現したものだった。まるで蒸気機関車が走る音に似ていたからだろう。薪は沢山ある。秋口に正男じっちゃんのところから、数年分の薪を運んで来た。火を入れて10分くらいで、ヤカンのお湯が沸く。インスタントコーヒーを飲みながら、ルカの寝顔を見ている。どういうわけか、祈りたい気分になって、あれこれ思い出しながら、チョコ、チョコと祈りを始める。

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そう言えば明日は、渡先生のご奉仕がある。来られる道が守られるように。久しぶりにお会いできるのを楽しみにしている。初めての人が何にかでも来れるといいのだが。道路状況が心配だが、何せ道産子だ、大丈夫だろう。