イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

6月8日(月):埴生の宿 前門の虎 後門の狼

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我が「埴生の宿」は自然に囲まれ一見のどかに見えるが、おそろしい所でもある。北側は20メートルもの急斜面が下っており、まむしの棲息地である。南側は道路の向こうに杉林があり、そこには、猛毒を持った蛇、ヤマカカシがたむろしている。東側は深い森林と山が続いており、カモシカと熊が出没する。2,3日前もパトカーが、熊が出ているので、外出を控えるように、スピーカーでふれ回っていた。西側には、やや遠いが、寺や、市役所や、税務署などごちゃごちゃある。・・・・

最近、少なからぬ人たちが、田舎暮らしを望んで、移住してくる人もあるという。街にいると、「誰でもいいから、殺したかった」という輩が徘徊しているらしい。自然の中では、熊も蛇も己の身に危険を感じると、人を襲う。街に住むのも厄介な事ではあるが、田舎くらしもユートピァでもない。・・・・・

「自然に帰れ」と唱えたのは、ルソーであるが、田舎暮らしにあこがれてる人たちは、ルソーさんに倣ったわけでもないだろうが、そのルソーに、思想家ボルテールがこんな手紙を書いているそうである。「あなたの本を読むと、人は四つ足で歩きたくなります。でも私はその習慣をなくして60年になりますので、不可能なことです」 

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今日はちえ子の通院日、術後の経過は概ね良好とのこと。

しかし、危ういところであった。市民病院から、紹介状をもって医師会病院へ行ったら、即日入院。年末で医師会も立て込んでいたにもかかわらず、手術をしてくれた。幸いであった。

斎藤家の子供たちはみなこれを患っている。千恵子さんよ、のぞみよ、検診を怠るな、あ、頼子もいた。・・・・・・

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