イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

7月27日(月):主を求めよ

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主を求めよ。お会いできる間に

近くにおられるうちに、呼び求めよ

(旧訳聖書 イザヤ書55章~)

《主の御告げ》

天が地より高いように

わたしの道は あなたがたの道より高く

わたしのおもいは あなたがたのおもいよりも高い

雨や雪が天から降ってもとに戻らず

必ず地を潤し

それに物を生えさせ 芽をださせ

種まく者には種を与え

食べる者にはパンをあたえる

そのように

わたしの口から出るわたしのことばも

むなしく わたしのところに帰っては来ない

必ず わたしの望む事を成し遂げ

わたしの言い送った事を成功させる

まことに あなたは喜びをもって出て行き

安らかに導かれて行く

山と丘は あなたの方の前で喜びの歌声をあげ

野の木々もみな 手を打ち鳴らす

いばらの代わりにもみの木が生え

おどろの代わりにミルトスが生える

これは主の記念となり、

絶えることのない永遠のしるしとなる

   ☆         ☆          ☆

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このイザヤの章句は、若い時分から親しんできたみ言葉である。

郷里に帰って来たころには、この地の小さな盆地にある村落は、まことに退屈な風景だった。石坂洋二郎の「山と川のある町」のように、学園物語があるわけでもなく、楽しみの少ない所でしかなかった。・・・

今は、そんな風には思わない。身の丈に合ったところで、暮らしてきたのかなと思う。何ひとつ記念碑になるものを残したわけではないが、信仰という恵みだけはいただいた。そう思うと、このなんの変哲もないような地でも愛おしく思えてくる。

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