イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

12月16日(水):いのちの終わり

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この何日か危篤状態が続いていた。医師もサジを投げた状態で、回復の見込みはなかった。そして、今日の午後、息を引き取ったと兄から連絡があった。兄は結構優しい男である。普通ならこれほど幸せな家庭はないはずであったが、一人息子を、「過失傷害致死」という事件で突然亡くした。

以来、母親は鬱々たる日々を過ごしてきた。以来、笑った顔を見たことがない。その後のことについては誰も知らない。ダビデがその子を亡くした時、いみじくも言った「あの子をもう一度、呼び戻せるであろうか、私は

あの子のところへ行くだろうが、あの子は私のところに戻って来ない」。

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