知らず知らず 歩いて来た
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷が見える
でこぼこ道や
曲がりくねった道
地図さえない
それもまた人生
ああ 川の流れのように
ゆるやかに
いくつもの 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように
とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ
生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢探しながら
雨に降られて
ぬかるんだ道でも
いつか また
晴れる日が来るから
ああ 川の流れのように
おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように
移りゆく
季節 雪どけを待ちながら
ああ 川の流れのように
おだやかに
この身をまかせていたい
ああ 川の流れのように
いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら
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☆ ☆ ☆
美空ひばりを最初に見たのは、小学一年生の頃であった。青森県大鰐町に住んでいた頃、映画館で見た。シルクハットに燕尾服、確か街のサンドイッチマンとかいう唄だったように記憶している。ひばり自身もまだ五六才のようであったが、あどけないながらも、実にうまかった。「栴檀は双葉より芳し」と言う言葉そのままだった。以来、日本の歌謡界に君臨してきた。途中興行師(やくざ)のことやら、小林旭との結婚、離婚、母娘の確執、養子・・・等々いろいろあった。専門の音楽教育を受けていなかったので、発声が裏声との批判が一部にあったが、その歌唱力は、何人も及ぶものではなかった。この「川の流れのように」は、その越し方の総決算のような曲なのだろうと思う。以外に早く逝ったのが残念でならない・・
(養子の加藤雅也が、テレビで活躍しているのが、嬉しい)註:この記述は間違っているかもしれない5日朝追記・・・
《あなたのパンを水の上に投げよずっと後になって
あなたはそれを見出すだろう・・・(伝道者の書11章1節)