イミタチオ・クリスティ

村の小さな教会

9月17日(金):満天の星空

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今朝、祈りを終えたあと、「何年か前に一時間早く起きたことがあったね」と言った。まだ、祈りの家ができる前のことで、私たちの祈りは北欧の杜の散歩の中で、行われていた。賛美をしたり、ベンチに腰掛け短い祈り。そんなことを続けているある朝、私が時間を間違えて、丁度一時間早く起きた。外へ出て見て、初めて気がついた、あたりは真っ暗なのである。時計を見ると、朝の3時。戻って寝直すわけにもいかず。車を車庫から出すと、ちえこも乗り込んできた。「どうしよう」と考えあぐねていたが、ふと、前方を見るとまだ明けやらぬ東の空に満天の星が輝いていた。

私は、その時、咄嗟にあのアブラハムの出来事を思い出した。

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【そして、彼を外へ連れ出して仰せられた。「さぁ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる」】(創世記15章5節)

 

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私たちの今の最大の懸念は、この教会の後継者の育成である。今のところ全く見込みも、予定もそれらしき人物も見当たらない。アブラハムにイサクが与えられるまで、さらに25年を要したが、残念ながら、アブラハムのようにはなれない。妻は初めから子の産めない体で、養子をもらったが、婿入りしてしまった。・・・・・・・

あの満天の美しい星空は、私には縁のないものだったのだろうか。それにしても美しい星空だった。

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